有川浩著
有川さんづいている昨今。この作品から読むんだった!
たいてい本の感想などはちょっと寝かせてから
書くんですが(頭の中で文章がまとまらないせいもあって)、
今回は勢いがとまらなくて文章もまとまりそうもないけど
とりあえず書く!
まず、恋愛小説としてもかなり素敵なのですが、
健常者と耳が聞こえない難聴者との立場の違いから
恋愛観、人生観がすごく丁寧な言葉で表現されていて
涙がこぼれました。
難聴者にも生まれた時から聞こえない人と
事故や病気などによって途中から聞こえなくなった人とでは、
全然違う感情があるのだと厳しい言葉で表現されている
部分もたくさんあるんだけど、だからこそ丁寧にその立場の
人達の気持ちを表現されていると強く感じました。
この作品は「図書館戦争」シリーズに登場する架空の作品として
名前だけ登場してるのです。
が、図書館戦争内の小牧と幼馴染で難聴者の毬江の恋愛との
話が絡み合ってもうやられた!!って気分と
この本読んで良かった!って得した気持ちでいっぱいになります。
同じ著者の作品を片っ端から読むのもこんな仕掛けを
受け取りたいからかもしれませんね。
図書館戦争シリーズとともにこちらもぜひ
読んで欲しいです。