冲方丁著
「天地明察」でてっきり純日本文学を書く人かと思ったら
そうでもなく、その上、ひどく若い人であることに
驚いた。
映画化で人気が出る前に処女作でも読んでみようかっと
図書館のサイトで検索したらヒット。
予約もなしで、しめしめって感じ。
読んでみたら作風が全然違うのにびっくり。
その上、処女作ってことで18歳の時に書いたってので
2度びっくりです。
この作品が18歳で書けるわけ?
才能ってこういうことを言うんだね・・っと感じました。
いろんな才能を感じることがありますが、
目を丸くするほど本当にびっくりしました。
「天地明察」の細かな文章と力強さも好きでしたが
「黒い季節」の世界観が大好きです。
かなり美人の主人公が出てくるところも大好き♪
漫画でいうと高橋美由紀さんの「9番目のムサシ」とか
「キルト」とかの路線を感じました。
読んでる最中から画像として立ち上がる文章のスピード感が
堪りません!
まじで18歳で書いたのか、そうか・・
何度も繰り返しびっくりします。
ここは必要だったかな?今ならざっくり文章削ってるかもなぁ
っと感じるところもありますが、それもまたよしって
感じがしました。
若い才能に震えが来た作品でした。